トラピストビールとアビィビールの違いって一体何?




トラピストビールとアビィビールの違いとは何でしょうか?

どちらもカトリック修道院と関係をもつ「聖なるビール」と呼ばれている”修道院のビール”です。

実際に修道院のなかで醸造されているものもあれば、教会や修道院の名前を借りたビールもあります。

ヨーロッパでビールとカトリックの結びつきが始まったのは6世紀の初め頃。
当時のフランク国王は、トールネイ(現ベベルギーのエノー州にある町)に首都を置き、各地に修道院を次々と建設されました。そして、ビール造りを民衆に分け与えて布教を行いました。それ以来、ビールは修道院活動に欠かせない飲み物となりましたが、ナポレオンによる修道院破壊でビール醸造が難しくなりました。

修道院でのビール造りが1862年「シメイ」によって再開されたものの、多くの修道院は自らビールを造ることなく、一般のビール会社に醸造権を譲ることで、独自のビールの存続を託しました。

トラピストビールとアビィビールの違い

この質問はよくされます。簡単に答えると「シトー派トラピスト会」に所属している修道院ビールか、それ以外の修道院ビールか。

シトー派トラピスト会」に所属している修道院ビールというものが、「トラピストビール」です。
現在、ベルギーで造られているトラピストビールは、「シメイ」「ロシュフォール」「オルヴァル」「ウエストマール」「アヘル」「ウエストフレテレン」の6銘柄。このビールには「Authentic Trappist Probuct」と書かれたロゴを使うことが認められている。

一方、それ以外の修道院ビールが「アビィビール」になります。
アビィビールは、修道院からライセンスを得て一般のビール会社で醸造しています。そのビールにはオランダ語で「Abdij Bier(アブデイ・ビール)」、「Bière D’abbaye(ビエール・ダベイ)」とトラピストビールと区別されています。

修道院ビールの種類

基本的に修道院ビールは3種類。ゴールド(ブロンド)、ダブル(ブラウン)、トリプルと3つの銘柄が造られていることが多くあります。

どれもそれなりに度数が高いものばかりです。これも長期間の保存を行えるためです。また、瓶内熟成が期待できるものが多いので、瓶のサイズや製造日からの日数により同じ銘柄でも味が異なってきます。

伝説のウエストフレテレン

トラピストビールは日本でも簡単に手に入れることができます。しかし「ウエストフレテレン」だけは手にはいりません。

ウエストフレテレンはシクスタス修道院で醸造されています。商業的な販売には消極的で「訪れた人にできるだけ買う機会を与える」をモットーとしています。トラピストビールのなかでも唯一、業者への販売を行っていないビールです。また醸造量も年間475KL(330ml瓶1440本程度)と少ない。

シクスタス修道院のあるポペリンゲの町は良質なホップの産地として知られ、ウェストフレテレンもこのホップを使用している。他には「ポペリンフス ホメル」、「セント・ベルナンデュス」、「グーデンベルグ」、最近のIPAブームから人気になっている「イクスイクス・ビター」もここのホップを使っている。(イクスイクス・ビターは”ブロンドビール”とだけは言っておきたい。)

他のトラピストビールは当店でも扱っております。




シェアお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です